【2009/07/02 Thu 11:57】 梅雨時の蒸し暑さで気持も落ち着かなくハンドル裁きも乱れがち、一歩間違えれば大事故になりかねません。 こんなとき、少し気持を切り替え運転してみては如何でしょう・・・ 今読んでいる本より、こんな行を見つけました。 「ヨーロッパ退屈日記」 ( 伊丹十三著 文春文庫 1976年第1刷 ) ・・・・ここより 転記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 妹へ とうとう免許を取ったそうで、まずはおめでとう。 忠告、といってもあまり口はばったいこともいえないが、自分がパトロール・カーになったつもりで運転してみてはどうだろう。 自分は絶対違反していない、という確信から生れる精神的な安定感、これが運転にゆとりをあたえるのです。 いや、ほんとうの話、たくさんの車を自分一人の背中に受けとめて歩行者を横断させる時の心地よさなどというものは、全くのところたとえようもないものです。 右に左に車を縫って疾走すること、左に障害があるとき、右にはみ出すのはしかたあるまいが、そのため本体通行権を持っている反対側の車をとめること、右の二つは最も醜態ですからやめましょう。以上、とりあえず忠告します ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転記 ここまで ・・・・・ この本との出会いは、DVD「北京の55日」を見たことが最大の切っ掛けでした。 伊丹十三さんといえば有名な映画監督、映像世界でその魅力を存分に発揮した人です。 しかし、私にとってこの方の本は初体験でした。 彼の作った映像から想像するに、きっと面白い視点を持っているに違いなく、チャールトン・ヘストン他有名スター達の様子など、撮影秘話がきっと書かれているはず、私はページを捲る前から興味津々です。 なんと、この本の表紙には、開高さんご交友の作家山口瞳さんの言葉が綴られているではありませんか。 「やさしく」て「男らしい」と伊丹さんを表現した山口さんの言葉はこうです。 『この本を読んでニヤッと笑ったら、 あなたは本格派で、しかもちょっと変な人です。』
「まだ汚れていない若い人たちに・・・」裏表紙に書かれてあるこのフレーズは、「ちょっと手遅れか?」などとページを捲る心を動揺させたが、充分年を重ねた私が読んでもきっと面白いに違いなく、期待を込めて読み進めようと今から楽しみなのです。
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