ギャラリー茶房 『エスカルゴ』
Gallery−Escargot!  ご案内と留守番役は、ごくふつうのおばさま「くるみ」さん。 お客様同士の会話をお楽しみ頂けますよう、喫茶コーナーも開いています。
切出し(ナイフ)の扱い方 
【2007/11/10 Sat 17:09】
手編みのマフラーの編み方を聞きに来た彼女は、二十代の専門学校生。
私はちょうど色鉛筆を削っている最中だった。
私は二人分のコーヒーをセットして、
「編み段をカウントする時に使うの」と、また鉛筆を削りはじめた。
彼女は特殊な技でも見るように、黙って私の手元を見ています。

「あなた、出来る?」
削りかけの青鉛筆とナイフを私は彼女の前に差し出したてみた。
鋭い刃を持つナイフに驚き、一瞬たじろいだ彼女は困った様子を見せる。
「出来ない、鉛筆削ったことないです」
「・・・?」
「あっそうか、今はシャープペンシルが主流だから鉛筆使わないんだ」
友人といっても、親子ほど歳の差のある彼女への質問。
返ってくる答えが想像できる、こんな質問をした自分がはずかしい。
「でも色鉛筆は使うことあるでしょ。色鉛筆の場合はどうするの?」
彼女は苦笑しながら説明をしはじめた。
回転式のシャープナーを使ったり、色鉛筆は芯だけを差し替えるタイプを使うから鉛筆を削る必要はない、カッターで削ったことないから怖い、と言う。
そうだ、この子達は小刀で鉛筆を削る必要がないのだ。
妙に納得した私でした。
でも、
「私は小学低学年から削っていたなぁ」と、あの頃を思い出した。

当事の私は、祖父のお手本で書き方の練習をするのが日課だった。
祖父手製のお手本で、鉛筆習字をするのです。
鉛筆習字には、芯の軟らかさと滑らかさに祖父なりのこだわりが在ったのでしょう、
“2B”の鉛筆が祖父の好みでした。
祖父は、使う分を削って毎日私の帰りを待っています。
6角形の鉛筆の削り面は、丸く滑らかでとても指当たりの良いもので、
今思えば芸術的な削り方だったのかもしれません。
ある時
「私も削ってみたい」
私の言葉に、祖父はなんの躊躇もせず、愛用の“切出し小刀”を渡してくれました。
その“切出し小刀”は長さ20センチ、刃渡り5センチ。
長年使い込まれた刃はピカピカ光っており、何でもスパッと切れそうに見えました。
使い方を一通り教えた祖父は、様子をじっと眺めているだけです。
小さな私が小刀を扱うしぐさは、祖父には危なっかしく見え不安だったに違いありません。
それでも私が止めるまで黙って傍に座っていてくれました。
祖父は言います。
「少しぐらいの怪我はいい」
「痛い思いしないと、危険な道具だと解らないだろ」
「どんな道具でも慎重に使えば、怪我しないものだよ」
その後の祖父は私にどんな刃物でも持たせてくれました。
和包丁から、出刃包丁、鎌、鉈、等々・・・
小さな怪我をたくさん経験したけれど、どんな物にもチャレンジさせてくれました。

その後の私は「きれいに削りたい」と、鉛筆削りに夢中になってしまいます。
しまいには割り箸や塗り箸、菜箸まで削り始め、
小刀を包丁に持ち替え切れ味を試てみたりして、
祖母や母に叱られたことを思い出します。

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この記事に対するコメント

初めまして。
当、Blogへお立ち寄り頂き有り難うございます。
拙いBlogではありますが是非また、
お立ち寄り下さい<(_ _)>

素敵な喫茶店ですね^^
また寄らせて頂きます。
【2007/11/10 17:43】 URL | かぜのお〜 #- [ 編集]

kurumiさま・こんばんは〜☆
鉛筆削り♪
そうですね〜・懐かしさを感じます(*^0^*)y〜
小学校の低学年で・可愛い鉛筆削り(ピンク・グリーンが・売ってあった。)
小さな折りたたみ式を・使っていましたね〜♪

本当に懐かしい〜v-398随分時が流れて・初孫も・もう1歳♪
直ぐに・孫もあの頃の私と同じように なる日が来るなぁ〜
人生・あっと言う間に。。。。。。

ゆっくりと時間が・流れていた頃を思いだしました(*^0^*)p〜

kurumiさま・編み物もなさるのですね〜v-401
何となく・浮かびます。
編み物されるお姿が〜ポチ♪
【2007/11/10 19:54】 URL | akamame #- [ 編集]

店長〜!珈琲、煮えくりかえっておりますよ〜
kurumiさん、こんばんは〜ん♪((^ ^ ))
>切りだしって?・・・
先が斜め、みたいなかたちに、刃がついているやつですか〜??
おおきな、おじい様ですね〜♪kurumiさんを愛していらっしゃるのね〜♪
ティーは父に、小学校2年生のときに、鉛筆を削ることを教えてもらいましたっけ♪
(^ ^)デコボコでした〜♪
今学校は、刃物を持ち込むことは奨励しないでしょうけれど、
当時、「鉛筆を削る」授業の日がありました。(^ ^)
たしか、都会から来た女の先生が、「手先は大事です」と、してくれました。
この先生は、「方言」の授業もしてくれましたっけ。
このお嬢さんにとっては、kurumiさんが、その先生だったんですね〜♪

あ♪

ティー、カプチーノでお願いしまっす♪


【2007/11/10 22:19】 URL | ティー #6facQlv. [ 編集]

*かぜのお〜さま
コメントありがとうございます。
お越し頂いたにもかかわらず、お茶も出しませず失礼いたしました。
こちらこそ、よろしくお願いします。
【2007/11/10 22:20】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

akamameさま
コメントありがとうございます。
>小さな折りたたみ式を・
そうですそうです、思い出します。
当事、筆箱の中には、鉛筆(なぜか3本なのです)と、消しゴムそしてあの折りたたみ小刀がはいっていました。
教室には電動鉛筆削りが在りましたが、みんな持ってましたよね、、、、。
時代は繰り返されると言います。
次世代には我々の出番、悲しいかな?もう直ぐです。(でも楽しみ多いですよね)
「あみもの」ムカシはずいぶん懲りましたが、、、今は、根気が続かなくなってしまいました。
【2007/11/10 22:27】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

*ティーさま
コメントありがとうございます。
>先が斜め、みたいなかたちに、刃がついているやつですか〜??
そうです!あたりです!!
祖父は私にそりを作ってくれるくらいでしたので、竹を細工するのに道具(刃物)をたくさん持っていました。(専門家ではないのにね、、、)
鉛筆のほか竹とんぼも教わりました。
その影響か今でも刃物の美しさに惹かれる私です。
おおらかさとと言えば、当事の先生もそうでしたね。
なんだかみんな余裕のある時間を過ごしていたような、、、
本当に懐かしいです。
オット!コーヒーが煮えちゃいました。
立て直しますから、もう少しお待ちください!
【2007/11/10 22:40】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

こんにちは〜♪
あ・akamameもカプチーノでお願いします♪
お口周りに気をつけて焼けどしないように・
「いただきます〜(*^0^*)p〜」
「ティーさん・今日は・これからどちらへいらっしゃいます〜。」
なになに?ここでよもやま話♪
kurumiさん手作りのクッキー出ますの〜♪ポチ♪
【2007/11/11 12:00】 URL | akamame #- [ 編集]


こんにちは!
最近はナイフで鉛筆を削ることもないんですね!
便利な世の中になった反面、自分で道具を使って作って遊ぶという機会は減ってきてるんでしょうね!
煮えたコーヒー捨てるのはもったいないので、私がいただきますよ(^^)
【2007/11/11 13:35】 URL | ポム・ド・テール #u.2ZbkdY [ 編集]

*おまたせしました
akamameさま、
今、ちょうど搾り出しクッキーが焼きあがりました。
カプチーノも入りました。どうぞ!お召し上がりください。
本来なら、
このクッキー、一日置いてお召し上がりになると良いのですが、、、
熱いからお気をつけあそばせ。
【2007/11/11 15:41】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

ポム・ド・テールさま
>鉛筆は削れない、遊び道具は作れない・・・
はじめは私も信じられなかった。
しかし、できないと言って触ろうともしない子達が多いことに驚いてています。
このままでは、手先の器用な日本人がだんだん少なくなってきますね。
冷えたコーヒーを、、めっそうもない。これはいただけません。
(麦酒なら薄めて観葉植物にやりますが、コーヒーは再利用付加です)
ちょうどクッキーとセット出来ましたので、お召し上がりください。
【2007/11/11 16:01】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

kurumiさ〜ん♪ ティー、ホットココアお願いいたしまっす♪
寒くなりましたね〜vv
一日置いてくれていたクッキー、ティーがいただきま〜っすvvv
あ〜〜んぐ♪(^〇^)・・・ ((^〜^)) ・・ヤ〜ミ〜♪♪♪♪
akamameさん、勿論!残して 先におとりわけて♪おりますからvv(6 <)
お口の中で、ほろほろとけるクッキー・・・優しいおあじでっす〜・・vvv(=▽=)

(ぽっちぽっち♪)
【2007/11/12 11:27】 URL | ティー #6facQlv. [ 編集]

こんにちは〜♪
やはり大人が悪いんでしょうね〜。
危ないものには近づけないと言う教育ですからね。
子供が小さい頃のPTAの集まりなんかでも、
危険な場所をから遠ざける為の話し合いでしたものね。
今の子供達にもお祖父さんのような大人がついていればね〜。

ところで素敵な茶房さんをリンクさせていただいて宜しいでしょうか?
【2007/11/12 13:04】 URL | コメット #- [ 編集]

切り出しナイフ。
いいお話ですね♪
最近は鉛筆を使わなくなりましたね。
万年筆すら、ほこりをかぶっています。
ほとんどの文章はパソコンで済ませるようになってしまっています。
・・・
鉛筆を削って、試験が始まるのを待っていた、あの頃が懐かしいです・・・。
【2007/11/12 21:26】 URL | ときめき #- [ 編集]

*ティーさま
コメントありがとうございます。(ようやく自由時間です)
クッキー喜んでいただいてうれしいです。
この声があればこそ、”ウデ”が上がると言うものです。
本当に寒くなりましたね。
この寒さ、越冬するには少し”脂肪”を蓄えませんと、、、。
”バター”入りココアをご用意しましょう。是非お召し上がりください。
【2007/11/12 21:30】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

*コメットさま
コメントありがとうございます。

>やはり大人が悪いんでしょうね〜。
子供は本来、好奇心旺盛なものだと思います。
何に興味を持ち、どんな能力を発揮するかわかりませんよね。
大人が摘んではいけません!
本文には書きませんでしたが、祖父は
「怪我しても死なん。死ぬほどの怪我はさせん」と言ってました。
辛抱強く黙って見ていてくれた祖父でした。

リンクの件、ありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。
【2007/11/12 21:46】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

*ときめきさま
仰るとおり、ほとんどPCで事が足りますから、
”文字を書く”ことが少なくなってきています。
自筆のものはお礼状ぐらいです。
「万年筆」も良いですね、万年筆の文字も味がありますよね。
今度は万年筆で書いてみます。




【2007/11/12 22:03】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]


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