ギャラリー茶房 『エスカルゴ』
Gallery−Escargot!  ご案内と留守番役は、ごくふつうのおばさま「くるみ」さん。 お客様同士の会話をお楽しみ頂けますよう、喫茶コーナーも開いています。
ムカシこたつの役目 
【2007/12/20 Thu 14:21】
“ムカシこたつ”の思い出です。
この練炭コタツには、暖を取るだけではなく大事な役目がありました。
冬の味覚、かぶら寿しや大根寿し作りに欠かせない米麹を培養したり、自家製納豆の発酵を促す保温機でもありました。
大根寿し作りの麹は、毎年酒屋さんから届く麹種をもとにご飯で培養します。大きなおひつを毛布で包んだものが、保温の為コタツの隅に鎮座しているのです。 出来上がるまで母は様子を見ながら、その位置を変えながら温度調節をしていました。 
また、
祖父の“わら納豆”つくりです。
コタツを出す頃になると祖父は決まって納豆作りを始めるのです。 材料は、茹でた大豆と秋に刈り取りしたわらだけの自然発酵の納豆です。 筒状に包んだものを布で包み、コタツの中で納豆菌発酵させるのです。 これは暖かくなりコタツが不要になるまで毎日続きました。 このわら納豆、製造過程に従い香りがだんだん強くなっていきます。 完成近くなると”香り”と表現するより、”匂い”と現した方がいいくらいです。 コタツ内は強烈な匂いです。 コタツに入るとき、コタツから出るとき、コタツ布団が動くたびに強烈な匂いが広がるのです。 この“わら納豆”の匂いには往生しました。 
家族の為と言うより、祖父の趣味だったのかもしれないこの納豆つくり、懐かしい思い出です。

ところで、練炭コタツ全盛期のこの時期、ペットたちはどうしていたのでしょう? 
“ネコはコタツで丸くなる〜♪〜”の唱歌どおり、私の飼っていた三毛ネコも、日中はコタツの周りから離れませんでした。 しかもコタツの中に潜り込むことが好きなのです。  練炭コタツ内の長居は禁物です。 二酸化炭素中毒になりかねません。 しかし、練炭コタツの中で「中毒患者になりそう」「このままでは危険だ、中毒死する」と、動物のカンが働くにでしょうか?危なくなったら自主的に出てくるのです。 限度を察知して出てきたその姿は、酔っ払いそのものです。 しっかり二酸化炭素を吸い込んだその目はうつろで、焦点は合わず、頭も朦朧としているのでしょう、足元フラフラ、千鳥足の状態です。
そんな姿を見た祖父は「まただ!直ぐ外に出して」と言い、私にネコを渡します。 私は戸外へネコを連れ出します。 暫く冷気に晒されて正気になったネコは、野性味あふれる“ムカシネコ”の姿になり私のもとへ戻ってきます。 しかし、幾度となく苦しみを味わったにもかかわらず、何度もコタツの中に姿を隠すネコでした。

麹の入ったおひつと、わら納豆の包みを傍らにしコタツに入る、そのコタツの中から、二酸化炭素中毒気味のふらふら猫を救い出す、ムカシの冬の日常でした。
もう納豆つくりは姿を消しましたが、“大根寿し”は今でも家庭料理として作られ、各家庭の冬の食卓を飾ります。家庭により微細に違うこの大根寿し、味比べも楽しみのひとつになっているようです。

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この記事に対するコメント
ダイコン寿司!
お魚がサンドされている、なれ寿司なのですか〜vv(=▽ = )

自分のおうちの味があるって、素敵。。

先日30年物の、なれ寿司が名物のお店をTVで紹介しておりました。

30年たつと、見た目がヨーグルト状でしたが、大人気のようでした♪

コタツに入る猫ちゃん。

今も昔も、コタツってみんなが集まる場所なんですね〜(6 <)
【2007/12/20 18:35】 URL | ティー #6facQlv. [ 編集]

ティーさま
コメントありがとうございます。
この大根寿し、なれ寿しのひとつですが、少しカタチ違います。
かぶらすしは蕪にブリをサンドしたものですが、この大根寿しは、
生干し大根を一旦塩付けしたものと、身欠きにしんを麹でつけたものです。
家庭では、だいたい1ヶ月ぐらいの間で食べきるようにつけます。余り長く置く事しなかったように記憶しています。
つけるときの重石や、下付けの塩加減で随分味の違いが出るようです。
ティーさまなら作れるかもしれませんよ。
【2007/12/21 21:34】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

kurumiさん♪ありがとうございます(//v//)
身欠きにしん!・・美味しいんでしょうね〜・・・♪(= = )
【北陸の美味】ですね〜♪食べてみたいわ。。
スーパーに、ニシンがいない(((T▽T)ウルウルウル・・
でもティーだと(笑)一ヶ月を待てずに、チョビチョビ・・
味見と称して(笑笑笑)、3日目には、全部食べてしまっているかも〜?
美味しいものの前を、素通りできない。。(6 <;)

ティーの義母の得意料理は、「海老の押し寿司」 と、
「ボーゼ(シズ?)の丸ごと包み込む形の、お寿司」でした。
開いたお魚の中骨やら、頭の骨やらを、魚身を減らさずにとる方法、お酢で、ピンクに魚の身をしめる方法などを、義母は、及び腰のティーに、とくとくと、教えてくださいましたっけ。

お寿司には、

各家庭の受け継がれた想いが、詰まっているのかもしれませんね〜♪(^ ^ )


【2007/12/22 00:07】 URL | ティー #6facQlv. [ 編集]

ティーさま、ボーゼとは、、、?
私、この魚知りませんでした。(図鑑を引っ張り出し確認)
ティーさまの地域の魚のようですね、
>「ボーゼ(シズ?)の丸ごと包み込む形の、お寿司・・・
「フナ寿し」のようなカタチですね。イメージわいてきました。
酢めしや、酢で味付けしたおからを抱いた「なれすし」ですよね。
昔の人のちょっとしたコツ、知恵など、教わる事出来る環境は、本当にありがたいですよね。
「物の本などで知る事が出来るから」と言う人がいますが、
書かれている文字の間に隠れている微妙な感覚(触覚や味覚など)は、
実際の教え以外では学べないと思います。
今度はティーさまが娘さんに教え残していくのですね。
ムカシからの伝統行事&伝統料理を後世に、、、
本当に理想の姿ですね。
【2007/12/22 18:26】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

大根寿司大好き♪
デパートの全国上手い物大会で・大根寿司を食べてから
ヤミツキになりましたぁ〜♪(*ε*)y))
サッパリしていてとても上品なお味です。
あの薄くスライスした大根がのっていて・何個でも食べられる?
おすしはいつも・一人前の中の2個は食べ残る。
でもでも・大根寿司は完食してしまう♪(*^@^*)p
あんなに・美味しく作れたら良いのですが〜。。。。。ポチ♪
【2007/12/22 20:56】 URL | akamame #- [ 編集]

akamameさま
コメントありがとうございます。
>あの薄くスライスした大根がのっていて・何個でも食べられる・・・
ついつい手の出るさっぱりけい寿し、大根は消化を助ける役割をしますから数いけるのかもしれませんね。
麹でつけたこの大根寿しもお勧めです。
漬けた大根もいいけれど、一緒に漬けたニシンは一杯するには最高の肴になりますよ。
【2007/12/23 21:27】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

kurumiさん♪こんばんは〜♪
ボーぜ。こっちのお魚だったんですか!(^ ^;)←しらなかった。

kurumi さん、(^ ^)こちらのボーゼ寿司は、なれ寿司ではなく、酢飯は普通のお寿司で、

つくったその日に、カラシを添えて食べきってしまいます。傷みやすいのかも?

魚をアジで代用するときもあります。アジのお寿司は、そちらには、ありますか〜?

しかし、娘はお寿司の中で、「納豆まき」が一番好きみたいで・・

なんか一気に換わってしまうような?気がします〜(^ ^;)
ポチポチッ♪
【2007/12/26 02:34】 URL | ティー #6facQlv. [ 編集]

ティーさま
コメントありがとうございます。
>カラシを添えて食べきってしまいます・・・
”カラシ”なのですね。カラシで頂くお寿司どんな味がするのでしょうか?
興味あります。
”あじの寿し”は一般的?な”にぎり寿し”のカタチです。
ふるさとでは、このアジ同様青身の魚は生姜で頂きました。

いまでは寿しのネタもいろいろ増え、どれにしようか目移りしそうです。
【2007/12/26 16:56】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]


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