ギャラリー茶房 『エスカルゴ』
Gallery−Escargot!  ご案内と留守番役は、ごくふつうのおばさま「くるみ」さん。 お客様同士の会話をお楽しみ頂けますよう、喫茶コーナーも開いています。
冬のおてつだい(毛糸のおもひで) 
【2008/01/23 Wed 12:16】
昔は出産祝いなどの贈り物にもよく毛糸が使われました。
毛糸は1オンスづつのカセで売られていたため、糸まき器や子供たちの手を借りて、毛糸玉にしなくてはなりませんでした。
冬の夜はこの毛糸玉作りの手伝いをしたものです。
毛糸の束を子供の両手首に掛けて、毛糸を巻き取っていきます。 巻き終わるまで両手を広げていなくてはならず、子供にとって大変苦痛でした。 辛抱し切れず何度も腕が落ちてしまいます。 私はそのたびに“腕”の代わりになるものはないかと、辺りを探したものです。
椅子の足、ダンボール箱などなど、、、
どれも毛糸束自体がぐるぐる動き回り、糸が絡まってしまいました。 やはり、手首の動かせる人間の腕が一番です。 「もう少しだから」と母は手伝いを続けさせ、毛糸の風合いを損ねないよう大切に毛糸玉を作っていきました。

庶民の衣類不足が起きた戦中、繊維不足を補うために日本でも羊を飼う姿が見えるようになったと聞きます。こうして作られた毛糸、特に庶民には貴重な素材だったことでしょう。
私の子供の頃、毛布でも“純毛”というレッテルは金色に光り輝き、それだけは紙箱入りで陳列されており、まるで八百屋でのマスクメロン状態で売られていたと記憶します。 寒い冬でも純毛の手編みのセーターを着て暖かく過ごせることは、「ぬくぬくした生活」の象徴であったのかもしれません。
戦後の物の少ない時期を過ごした母にとっては、純毛の毛糸はまだまだ貴重な存在だったのでしょう。何回も編みなおし繰り返し使われました。

一度編んだ毛糸は、そのままでは使いにくく、縮れを伸ばさなくてはなりません。
母は蒸気を当てて縮れを伸ばしていました。
最初はヤカンを使っていました。 その後、蒸気の無駄なく効率よく毛糸が伸ばせると、蓋つきのミルク缶を使い始めました。ミルク缶には糸が傷まないようにと、一方向に糸通し穴が開けてあります。 火鉢の上で湯気を吐いているミルク缶の穴を通って出てきた毛糸は、まるで新品のようにきれいに伸びていました。
一旦役目を終えた毛糸は、この穴を通り過ぎた途端生まれ変わったのです。
そうして伸ばされた毛糸はセーターに編みなおされたり、カーディガンになったり、最後には古い糸の寄せ集めで座布団カバーやコタツカバーに変身したものです。

物があふれ豊か過ぎる今日、物を“使きる”と言う事をもう一度考えてみたい。
何に作り変えようかと考えることも、工夫しながら作ることも楽しそうだ。

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この記事に対するコメント

Kurumi さん♪
またまたなつかしいおはなしですね。おもひで という言い方が素敵です☆
今日は朝から雪が降っているので、家の中から降る雪をながめています。わたしも、幼稚園の頃、母が私の手で毛糸玉つくりをしていたことを思い出しました。そばで子ネコがじゃれていたのを思い出しました。
でも、編んでくれた記憶はありません。母は、和裁と洋裁の先生でしたが、編み物はできなかった?みたいでした。洋服も、小さい頃は作ってくれましたが、8歳頃から、自分で作りなさいと要って、教えてもらってお人形の服なんかを作ったりしていました。Kurumiさんのところには、なつかしい光景がたくさんあります。たのしいです。
【2008/01/23 14:23】 URL | rain #iz.eytdM [ 編集]

こんにちは〜♪
本当ですね〜。
昔は毛糸を何回も再生させて使っていたんですよね。
物が豊富すぎる現代では、考えもつきませんね〜。
でも今こそ、その時代を見習う時かもしれません。
【2008/01/24 17:28】 URL | コメット #- [ 編集]

懐かしい・・・
こんにちは♪
毛糸玉作りのお話・・・
とっても懐かしく拝見しました。
私も子供の頃、よくやりましたから。
母のリズムに合わせ、手首を上手に動かして・・・
毛糸の縮れなおしは、何かそれ用の器具があったように記憶しています。
あと、編み機なるものもあって
キーボードほどの大きさの機械のハンドルを
ジーコジーコと右へ左へ動かして・・・
母に作ってもらったセーター
とても嬉しくお気に入りでした(^ー^)
【2008/01/24 17:31】 URL | さぼてん #0/D5xSng [ 編集]


そういえば子どもの頃よく系と巻きの手伝いをしてたのを今思い出しました。^^
ほんとにあれは手が疲れるんですよね。
そうそう。編んだ毛糸をまた伸ばしてから編みなおしてましたよね。
これからのエコの時代。またそんなことも必要になってくるかもしれませんね。
【2008/01/24 23:16】 URL | やんやん #eqP7eH0Y [ 編集]

こんにちは〜♪
懐かしいですね〜y(*^0^*)y
よく手伝いましたね〜。
手を左右微妙に交互に動かすコツを・自分なりに習得したりして
誉められると嬉しくて・頑張る♪
一週間程まてば・可愛い別の色に染められた毛糸で編まれた赤いカワイイセーターが・
出来上がって嬉しかったですね♪(*=。=*)y

今では・もう無いかな?
こんなお手伝いは。。。。。。。。。。?
kurumiさま・お見舞いコメントありがとうございました。
包帯はまだ取れなくて相変わらず不自由な生活ですが・
ぼちぼちとワープしたいと思い先ずは御礼まで〜(*^0^*)y))
ありがとうございました。ポチ♪
【2008/01/25 14:22】 URL | akamame #- [ 編集]


こんにちは。
おじゃましました。
またよらせて下さい。
【2008/01/25 23:30】 URL | ようじ #/.OuxNPQ [ 編集]

rainさま、
コメントありがとうございます。
お母様の手作りの洋服とは羨ましいです。
あの頃は着せ替え人形の洋服は余り無く、作ってもらたか自分で作っていましたね。
見よう見まねで作っていました。何でも手作りの時代でした。

この編み物、叔母が編み物の先生でしたから、
母の作品はマフラーなど直線の作品ばかりでした。
毛糸伸ばして、巻き取って、叔母のもとで作品になって、、、この繰り返しでした。
やはり手作りセーターはあったかでした。
【2008/01/26 20:44】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

コメットさま
コメントありがとうございます。
無駄を無くそうと言われる昨今、
世の中にあるもの全て大事にする時代なのですですよね。
ムカシの知恵をもう一度見直す時期なのかもしれません。
【2008/01/26 20:52】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

さぼてんさま
コメントありがとうございます。
>あと、編み機なるものもあって
>キーボードほどの大きさの機械のハンドルを ジーコジーコと右へ左へ動かして・・

ありましたね。
編み物先生の叔母が使っていた古いものを使った経験ありますが、
それはそれは重量のあるものでした。
しかし、面白いほど早く編め、網目のきれいなセーターが出来ました。
「編み機」今では新化して、使い方も簡単になっているのでしょうね。
【2008/01/26 21:01】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

やんやんさま
コメントありがとうございます。
あの糸巻き、本当にシンドイ手伝いでしたね。
何度、”子供はつらい”と思ったことかしれません。
しかし、ミルク缶の糸伸ばしは面白かった。
きれいに伸びるように、糸を引き出す加減をしたりして、
まとめて乾かして、また糸巻きして、、、この繰り返しです。
本当に何でも”使い切る”という時代でしたね。これからも。。。
【2008/01/26 21:09】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

akamameさま
コメントありがとうございます。
少しお加減ようさそうで、安心しました。
包帯取れるまでおだいじになさってくださいね!

手首返し、、、しましたしました。巻き取りやすいようにするのですよね。
だんだんコツを覚えて、子供ながらの工夫をして、、、成長したものです。
今では毛糸球になって売られていて、あのムカシの姿は見られないかもしれませんね。
【2008/01/26 21:18】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

ようじ さま
コメントありがとうございます。
ようこそ、はじめまして。
また、どうぞ遊びに来てくださいね。
【2008/01/26 21:21】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]

kurumiさん、おはようございます〜♪(ぽちぽち♪)
懐かしいお話です〜♪
家の母は毛糸の機械アミ機が気に入っていたみたいで、
毎年コタツの一辺につけて、「ジャーッ・ジャーッ」と編んでおりましたっけ。
ゴム編みにするときの、下からプチプチ編み上げていくところが、面白かったです。(^ ^)
【2008/01/31 11:21】 URL | ティー #6facQlv. [ 編集]

ティーさま
コメントありがとうございます。
>ゴム編みにするときの、、、
お母様手作りのセーターを、、、いいですね。
ゴム編みの道具、確か”タッピ”と言うもので作業したと記憶します。
私は叔母の作品で育ちましたが、叔母からそのゴム編みも教わりました。
早く綺麗に編めて、本当に楽なものでした。

【2008/02/04 12:25】 URL | kurumi #r3GBGjCs [ 編集]


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