ギャラリー茶房 『エスカルゴ』
Gallery−Escargot!  ご案内と留守番役は、ごくふつうのおばさま「くるみ」さん。 お客様同士の会話をお楽しみ頂けますよう、喫茶コーナーも開いています。
”ごま”成長記録 
【2008/04/21 Mon 09:40】
       胡麻ちゃん a

 こんなに大きくなりました。 
 お茶目な表情の胡麻ちゃんは元気な毎日を過ごし、立派?にお留守番ができるようになりました。 

 「順調に成長している。 大きくなったよ」
と、息子からの電話で様子を見に行く事にしました。 ドアを開けると飛び込んできたその姿は元気そのもの。 一回り大きくなった胡麻ちゃんは、自慢?の栗毛も伸びて、もこもこ毛糸玉のような姿でした。
 一目散に駆け寄ってくる胡麻ちゃんに迎えられると、自然に表情が緩みます。 その胡麻自身も尻尾を腰をも振り続け、うれしさを体全体で表現してくれます。

 「あれれ、、、?」

 思った途端、床は濡れ始めました。
 胡麻ちゃんは感激?興奮しすぎてとうとうお漏らしをしてしまったのです。

 「またやっちゃった、、、」

 胡麻ちゃんは、私たちのそんな言葉もお構いなし。 まだまだ歓迎の儀式をやめません。 おしっこまみれの胡麻ちゃんは、当然お風呂場へ強制収容です。

 はしゃぎ過ぎ?遊び疲れたこの表情を見てください。
 私に相手してほしくて、催促してまで部屋中を駆け巡った後の姿です。 相当疲れたのでしょう。 大好きな膝の上で満足そうに眠る姿は、本当に可愛いものです。 
 私も胡麻ちゃんといっしょにウトウトしてしまったひと時でした。

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テーマ:しあわせの素 - ジャンル:心と身体

引越しのその前に、、、 
【2008/03/04 Tue 23:53】
     デザート

 引越しへの準備を進める中、どうしても持っていけないものが出来てしまいました。
 それは今まで部屋の中を彩っていた観葉植物たち。 残念ですがどうしてもいっしょに引っ越す事が出来ません。 私を和ませた植物たちを処分するのはどうしても忍びなく、どなたか好きな方に貰っていただけたらなあと思い、引き取り先を探す毎日でした。運良く引き取り先が決まり、これらはケーキ屋さん・不動産屋さん・酒屋さんの店先を飾る事になります。

 植物の輿入れが決まり一安心していた矢先、昔のお客様より電話が入りました。
 「これからは、なかなか会えないから」と、思いかげなくお食事のお誘いを受けたのです。 病気の副作用で弱視となったご主人と、書道師範の奥様。 お二人とも、明るく話し好きな七十代です。 今日はそのご夫婦と三人での会食です。  私たちは、カロリーコントロールを必要とするご主人自ら選ばれたイタリアンレストランに、奥様の運転で向かいました。
 「二人とも洋食が好きなんです。イタリアンでいいですか?」
と、奥様はハンドルを握りながら話します。 「はい」と答えたものの私は、ご主人の病状が気になって仕方ありませんでした。 その気持ちが伝わったのか、「カロリーコントロールは本人がしますから大丈夫よ」と、奥様は言葉を加えました。 その言葉に助手席のご主人も頷いています。

 高台にあるこの店は窓からの景色がおすすめらしく、私たちは海の見える窓際の席に案内されました。
 小雨にけむり水墨画のような景色を見ながら、色鮮やかなイタリアン料理をいただく。 このアンバランスさも面白い。 この水墨画的景色は、次々出てくる色鮮やかな芸術的盛り付けの料理を一層引き立たせているようにも思えます。 私たちの目をも楽しませました。 その間奥様は、ご主人に料理を一品ずつ説明していました。 「僕は魚介類が好きなんだ」と、大きな皿に盛り付けられたカルパッチョを口にして言います。 ご主人は慣れた手つきでフォークを使い、次々と食事をすすめます。 その姿はスマートで、全く見えない方とは思えませんでした。
 私たちはそれぞれの料理を品定めしながら、ゆったりと食事を楽しむ事が出来ました。 時折ご主人を手助けしながら、頷いていらっしゃった奥様はにこやかにいいます。

「デザートは二人で頂きましょうね。 主人、これ以上はカロリーオーバーなの」

 ご主人の分もデザートを楽しんだランチタイムは約二時間。 とてもゆったりと食事を楽しむ事ができました。 自分流に楽しむ術を知っているお二人の姿は、とても若々しく映りました。
 大切な思い出がもうひとつ増えた一日でした。
 
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テーマ:生き方 - ジャンル:ライフ

交遊録 『悪友編』 
【2008/01/04 Fri 22:50】
親しい間柄での電話は、受話器から聞こえる「もしもし」の第一声で大体相手を認識できます。 この場合は、お互い名乗らなくともそのまま直ぐ会話ができるものです。 友人への電話、改まって名乗ることは何だか照れくさくギコチナク、妙な気分になってしまうこともあります。 こんな場面が苦手な私の友人たちは、大概自分の名前は言いません。
そんな中、いたずら心一杯あらぬ事を考えて電話してくる愉快な友人がいます。

ある日の午後の友人からの電話です。
受話器から聞こえてきた言葉は、、、
「○○さんのお宅ですか、こちら中署ですが、、、」
中署と言えば、この地方では県警中央署のこと。 彼はこの時、私をだまそうと一生懸命声色を変えていたのでしょう。 その声は重々しく響きます。
私は、受話器を持つ手に力が入り返事をすることも忘れていました。
「もしもし、聞こえますか」と、言う相手の言葉でようやく返事をした私。
「はい」と言う事が精一杯の私の頭の中は、自分を問い詰めています。
(最近は運転してないから、違反するわけないし)
(まさか片手運転の自転車の事?)
(いえいえ、私は何も悪いことしていないし、かかわりもない)
(絶対悪い事していない)
と、思った途端、ようやく聞き覚えのある声だと気がつきました。
ところどころに友人独特の言い回し、友人の故郷秋田弁が混ざっていたのです。

友人は時々このように電話を掛けてくれます。
友人は私に一杯食わせてやろうという気持ちと、その一方で、私に生き抜きを与えようというサービス精神も含まれていたに違いありません。 私はもうこの手の電話対応はお手のもの、楽しむゆとりも生れました。
今では友人とのこの愉快な“あそび”は、私の気分転換になっています。

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とけいはとまっています。 
【2007/11/15 Thu 12:34】
とけい











振り子を動かしたい!



ネジを巻いてみたい!



街中では、人魚やコーヒーカップなどの看板を掲げた、セルフサービスコーヒーショップを良く見かけます。ちょいと一息するには全くもって都合の良いお店です。
しかし、今日は「落ち着いて話の出来るところがいい」と、老舗の喫茶店を選びました。
待合せ時間は午後三時。
喫茶店内に入ると、年齢不詳の丸顔で真っ赤な口紅の女性が私を迎えてくれました。
誰もいない店内の壁は、店主の趣味なのか押し花アートの額で覆われています。
3面とも押し花アートに占領された壁は、それはそれはにぎやかです。
その中になぜか、振り子の動いていない時計が掛けられていました。
針は「十時三十分」をさしたまま。
おまけに、「とけいは、とまっています」と、かわいい手書きのポスターも貼ってあるのです。
明らかに子供の文字、店主のお孫さんが書いたものなのでしょう。

この時計良く見ると、”大きくてのっぽ”ではないが、古いタイプの時計であることわかります。
時計文字盤中に、ネジ巻き用穴が2箇所空いているのが見えます。
ここにネジ巻き専用棒を差し込んで、
右は時計回りに、左は時計反対回りに巻くようになっています。

「巻きすぎてはいけませんよ」
「ネジ巻きが重く感じたら止めること」
「巻きすぎるとネジか切れることがあるからね」

ふと父が教えた時計ネジ巻き術を思い出しました。
私はこのネジを巻くことが好きで好きでたまらなかった。
巻き終わると、そおっと振り子を動かし等間隔に「コツコツ」と秒数を刻む動く音を確かめてから時計の扉を閉めたものです。
その間父は、私が乗っている踏み台をしっかり抑えていてくれました。
1週間ごとに訪れる私の楽しみの一つでした。

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本日の”かがいじぎょう” 
【2007/11/08 Thu 10:22】
ティータイム

小説家の先生は面白い。

「濃い顔とはどんな顔なのでしょうか?濃い顔の定義は?」
作家の先生に尋ねてみる。
すると、作家の先生は知り合いの女性の言葉を並べた。
例えば、
「要するに『難波金融伝・ミナミの帝王』の主人公・竹内力の場合?これはソース顔!」
なぜか?といえば、
1・ヘアースタイルは、しっかり固めたリーゼント
2・眉毛はきりりと一文字
3・ダブルの背広を着流している
   ?
先生曰く、
「ちょっと判断基準が違うんじゃない?」
つまり、
「これは、出で立ちであって、本来的なルックスのことじゃないよなぁ〜」
とどのつまり、先生の判断基準からすると、彼(竹内力君)は決してソース顔ではなくて、本来的にはショーユ顔であるとおっしゃる。要するにショーユ顔とは、日本的な顔。ソース顔とは白人的な顔であり、中でも脂っこい南欧的なルックスだ。と、お考えになっている。
あれこれ話ながらテレビを観ていた私は、たまたまテレビ画面に登場した2人の男性「おちゃらけのタレント」の片方を指し、
「あれならば、ソース顔ですか?」
「いや、あれは雲古顔(unko-gao)、その右は諸雲便顔(shonben-gao)でしょうがぁ〜……」
とおっしゃった。
 (注:雲古顔=ソース顔系・諸雲便顔=ショーユ顔系)
その一瞬、私は驚いた。
さらに作家先生は、
「彼らは、ソースだとかショーユだとか、語るに適しない連中です。あまりにも不細工でお話にならない。女性だって同じですぞ。 女性の場合は化粧をするからさらに始末が悪い。諸雲便顔に加えてオテモヤン顔も派生するからな…」等と、喝破されたのです。

私たちの話は“濃い顔”談義から次々と変わった。
「ショーユ顔、ソース顔の違いは何か?」と勝手気ままに考えてみる。

一番ポイントになることは!
その物が「ショーユ・ソース」の分類されるに値する“もの”かどうかということ。
作家の先生おっしゃるに、男性はハンサムでなくてはならず、女性は美人でなくては、ソースだ醤油だの判断基準に値しない。
基準に達しない“もの”は、ここで脱落する。
ようするにクリアしていない“もの”は、この二つのカテゴリーには絶対に当てはまらない。
クリアしたものだけが、この“土俵“に立てると言うことだ。
そして、「ショーユ顔」か「ソース顔」のどちらかに分類され、表現される。

先生の講義はいつも愉快で面白い。
「なるほど!」
ところで、私はいったいどちらか?
無謀にも、頭の中が忙しくなってきた。
兄3人を亡くしての4番目、“大事な子”として家族の期待を担って生を受けた私である。
待望の孫(私)と対面した瞬間の祖父の言葉を思い出した。
「ありゃ〜」と一言、発したそうだ。(これ以上は書くまい。)

私は到底この土俵には上がれないと、苦笑し合ったコーヒータイムでした。

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