ギャラリー茶房 『エスカルゴ』
Gallery−Escargot!  ご案内と留守番役は、ごくふつうのおばさま「くるみ」さん。 お客様同士の会話をお楽しみ頂けますよう、喫茶コーナーも開いています。
見つけますよ! 
【2008/06/04 Wed 22:40】
 息子から譲り受けた自転車、盗難にあってしまいました。
マンション駐輪場にちゃんと施錠し止めてあったのに!!!

 その朝私は、「雲行き怪しいけれど、自転車で行こうか」と、思いながらエレベーターのボタンを押し、マンション横の駐輪場に向かいました。 そこには住民の自転車バイクが雑然と並んでいます。

 「・・・・???」
 「ない!?! そんなバカな」

 適度に古い6段変則ギアの自転車。 タイヤの空気圧を調節し、チェーンとギアにシリコンスプレーを吹きかけ、乗りやすくにと息子がメンテしたばかりでした。 あたりを探しても見当たらず、開店時間がせまるばかりです。 私は“朝の運動だ”と、気持ちを切り替え歩いて行くことにしました。

 私は状況を息子に報告しました。 すると、、、
 ちゃんとカギは掛けていたのか?
 何処に止めていたのか?
 最後に乗ったのは何時か?
 気がついたのは何時か? などなど、、、
 まるで尋問されているかのような息子の質問です。 カギは手元にあり施錠したことは間違いなく、出先に自転車を置き忘れるという寝ぼけた行動を取る年でもないと、私はあれこれ説明していくうち、自転車泥棒に対してだんだん腹立たしくなっていきます。 息子の勧めもあり、私はその足で防犯登録番号と自転車車体番号を持ち盗難届けを出しに近くの交番へ向かいました。

 警察署や交番のドアを開けるのは、善良な市民であると自覚する者でも心持ち緊張するものです。 「何も気負う必要はない」と思いながら交番の中に入りました。 そこには警官の留守を伝える“巡回中”の立て札が在り、代わりに白い電話が私を迎えました。 「緊急の方は○○○番へご連絡ください」と、本署に繋がる直通番号が4つ案内されています。 「緊急?緊急といえば緊急な事、届けは早い方がよいに決まっている」と、私は意を決して電話することにしました。
 ゆっくりと丁寧な言葉遣いの担当官は、訪れた人の緊張を解きほぐすかのような親切な対応でした。 私はその担当官に用件と連絡先を伝え、交番を出ました。

 連絡が入り再び交番に向かうと、担当してくださったのは三十歳過ぎの若い警官。 案内された席の後ろにはベテランの警察官が難しい表情で何やら帳面を睨んでいますが、時折ベテラン警官の視線はこちらの様子を伺っているようでした。 やさしく事情徴収を受け記憶を辿る私の横で、若い警官は盗難届けに書き込みしていきます。 届けが完成すると同時に、世の中に窃盗犯が一人増えるたことになる訳です。 
 国内でいちばん多い犯罪は窃盗であること、届けの出されたものは期限なく見つかるまで探すのだと、二人は口を揃えて言います。 自分たちの仕事を誇りに思っている力強い口調でした。

 「ご自分で見つけられた時は連絡ください。そのままでは、あなたも盗難車に乗っていることになりますからね」
と言う、使命感にあふれた警官の笑顔はとても爽やかでした。

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ちびっこギャングの襲来 
【2008/05/29 Thu 00:15】
 ここはアスファルト&コンクリートに囲まれた市街地、隣に見事な庭を設えた住宅展示場が建っています。 午後3時過ぎから断続的に賑やかになる歩道は小学校の通学路です。
 まだまだ大きなランドセルに弄ばれているかのように、後ろに反り気味の新入生の集団。 何か面白いことがないだろうかと、辺りを物色しながら帰る進級組まで、その姿はそれぞれ楽しいそうです。 
 そんな彼らの中に、「熱いのにこんなもの着てられるか!」と、ランドセルのフックに下げた制服の上着を引きずりながら、白のポロシャツの裾をズボンからはみ出させている太目の男の子がいました。  彼は幼い頃のガキ大将を思い出させる風体の男の子、なんだか逞しさを感じます。 彼らを見ていた友人はこんな話を始めました。
 
 「展示場の庭に敷き詰めてある小石(後で煉瓦の砕いたもの)を両手いっぱい持って、パラパラ少しずつ落としながら歩く事があったの」
 「そのうち飽きてくるんでしょうね。 両手のもの一斉に空に向けて投げ上げるの」
 「小石の雨降りさせて、きゃーきゃー言いながら遊んでいたわ」
 「その雨降りさせるところが、この店の駐車場ってわけ」
 「おかげで駐車場一面に煉瓦の粒よ。 車で潰せばそばかすみたいに跡が付くし、、、」
 「掃除が大変だったんだけれど、見ているとあまりにも楽しいそうなので、注意しそこなっちゃった」

 子供たちは、ヘンデルとグレーテルの童話世界にある“道しるべ”のように、その煉瓦粒を少しずつ落としながら歩き、そして“道しるべ”遊びに飽きたころ、その粒を“花咲爺さん風”に空に向かって投げ上げたようでした。 子供たちの楽しい遊びが続くあいだ、友人はせっせと駐車場の煉瓦粒を掃き集め元の場所へ戻すことになったと言います。

 「しばらくすると、今度は、、」 と、友人はまた何か思い出したようです。

 「展示場にのぼりが立っているでしょ」
 「今度はあの”のぼりポール”があの子達の標的になったの」

 そこには、直径2センチほどのパイプで出来たポール立てが5本設置されています。

 「或る朝のこと、展示場のお兄さんが営業中のポールを立てようとしても、立てられないの」
 「いつもと違う手ごたえを感じて困惑している様子。お兄さん、さぞビックリしたと思うわ」
 「あの子達、ご丁寧に今度はパイプに石を詰め込んだの、それも5本ともに」
 「お兄さん一所懸命中に詰まっているもの掘り出していたわ」
 「ポールは固定されているから、逆さまに出来ないし苦心していたわよ」
 「仕舞いにお箸を持ち出してね、きっと一粒ごと取り出したに違いない」
 「お兄さんには悪いけれど、その姿がおかしくておかしくて、、、」
 「お兄さんが掘り出す、また子供たちが入れる。何日続いたかしらねえ」
 「そのうち、お兄さんパイプにフタをして帰るようになったの」
 「『ちびっこギャング』からの襲撃を阻止したお兄さんの勝ち!」
 「あの子達、今度はどんな事(遊び?悪戯?)考えるだろうね」
 
 友人はあの『ちびっこギャングたち』を応援しているかのようでした。

 “ちびっこギャング”と言えば、1960年代に放送されていたテレビの人気シリーズ。 当時の小学生は欠かさず見ていたのではないでしょうか。 ちびっこたちの天衣無縫ないたずらに、ませた仕草に拍手した子供の頃を思い出します。 他愛のないギャクのこのドラマ、単純な笑いは大人たちも愉快にさせたはずです。

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 私たちの子供のころも、石垣の隙間や板塀の節穴にいろんなものを詰め込んでみたりと、大人たちが驚くようなことをしたものです。 奇想天外な遊びを考える事は子供たちの特技、何度大人たちに”ショウガナイワネ”と言わせたことか、、、。
 
 現代の“ちびっこギャング”、今度はどんな遊びを創造するのだろうか?

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テーマ:小さな幸せ - ジャンル:ライフ

元気の源は、、、(散歩途中で) 
【2008/05/22 Thu 11:30】
      香林坊 a
歩道の新緑は日差しを遮り、まるで天然の日よけ、清々しい風に誘われ散歩に、、、。

 小運動後の糖分補給にと入ったお菓子屋さんには、購入したお菓子をその場でもいただけるように喫茶スペースがあり、お茶&コーヒーの無料提供までもしています。 私は糖分補給と喉の渇きを潤そうとテーブルに着いていました。

 暫くすると入り口の自動ドアが開きました。 入って来たのは、白髪頭をおかっぱ風?に切りそろえた大柄な老婦人。 鳴門のうず潮を連想させる渦巻き模様の長袖Tシャツを着こみ、オードリー・ヘップバーンが劇中で披露し一躍有名になったサブリナパンツを履き、背筋をピンと伸ばし立つ姿は往年の宝塚スターを思わせます。 その彼女のいでたちは完全に実際の年齢を隠していました。 しかし、健康サンダルモドキのスリッパを履き歩く足元は幾分不安定で、実年齢は七十歳過ぎではないかと想像されます。
 「ハイカラなおばあさんだなあ」と見ていると、彼女は財布を触りながらレジ前で店員さんとなにやら話し始めました。 彼女の声は体躯に比例?して大きく、静かな店内に響き渡ります。

 「此処は快適だね、本当に気持ちいい」
 「我が家は冬は冷蔵庫の中、夏は南国になるオンボロ屋敷でね」
 「・・・・そりゃもう大変なんだから」

 どうも、自宅マンションの不都合を一所懸命話し始めたようです。 彼女の声は、店員さんとのやり取りごとにさらに力がこもり店内に響き渡ってきます。

 「一人暮らしは気軽でいいけれど、話相手を探すのに苦労すんのよ」
 「誰とも話さない日はどうも気分が優れないし、なかなか眠れんのです」
 「あなたと話したから今日はよく眠れるよ。ありがとうね」
 「また来ていいかしら?」

 「是非どうぞ、お待ちしています」
 と言う、店員さんのやさしい言葉におばあさんの表情は一段と明るくなったようでした。 その様子は微笑ましく周囲をも優しくさせます。 笑顔の店員さんに送られ店を出るおばあさんの足取りは、来た時より幾分軽やかに見えました。

 “ひきこもり”この現象は年齢問わず子供から働き盛りの人、年寄りにまで見られると聞きます。 人とのかかわりを自ら拒否している人たち、インターネットやゲームが唯一の楽しみだとも聞きます。 買い物も通販で、友人との“会話”もメールで済ませる毎日だと、仕舞いに言葉を発すことまで忘れてしまいませんか?
 こんな風に考えると、、、、
 このおばあさんの積極性に、そして、そのおばあさんの言葉をちゃんと受け止め対応した店員さんに拍手を送りたい。

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テーマ:生き方 - ジャンル:ライフ

新しい宿題 
【2008/04/13 Sun 18:40】
 入学式も終わり、真新しいランドルセル姿の子供たちの登下校に遭遇する事があります。 その姿は何だか誇らしげ、きっと毎日新しい発見を楽しんでいるに違いありません。 お友達と何を話し合っているのでしょうか、、、。
 
 隣に座っているお友達のこと?
 今日のお弁当のこと?
 これからの遊びの約束?
 それとも宿題のこと?

楽しそうにおしゃべりして帰る姿は、見ている私をほのぼのとさせました。

「さあ、私も頑張らなくちゃ、、、」

 今彼らを見送った?私の頭の中は、4桁の数字が乱雑に飛び回っています。 100ほど或る商品コードを覚えなくてはならず、商品とコードを一致させるように単語帳を作ったり、ノートに書き移したりと四苦八苦している最中なのです。 事務所内に一覧表は貼ってはあるものの、ボスから「出来るだけ頭にたたき込むように!」と一喝され、半分冬眠状態の脳みそを奮い立たせなくてはならなくなりました。 

 “数字”と言うものを覚えようとしなくなったのは何時頃からでしょう?
 情けないかな、もともと数字に弱い私には“数字の記憶回路”を失った事すら記憶に無い状態なのです。 機械の進歩により衰えた記憶力。 (何処かに置き忘れたのかもしれません、、、ひょっとすると、元々持ち合わせていないのか、、、?)
 生活に密着している数字といえば電話番号。 その電話番号も電話機の短縮機能にセットすれば良く、携帯電話においても同様です。 登録してある名前か番号を呼び出して、親指で発信ボタンを押すと通話できるのです。 ヤヤコシイ11桁の番号を思い出すことなく用が足せるのです。
 もうひとつ、「社会人なら3桁の暗算は必須」と、新入社員育成の教官から教わった時期、その後、一気にに普及した電子卓上計算機(電卓)。 この電卓にどのくらいお世話になっていることでしょう。 もうかの教官の言葉は死後になってしまったかのようです。
 便利な電卓や携帯電話を手に暮し始めてどのくらい経つでしょう。

 数字を覚える気持ちをなくした我脳みそは、本当に反応するのか?
 何処まで回復するのか?

 “便利さは人間の機能を麻痺させる”と何方かの発言、思い出しました。 ここで「暗記するには多すぎる(商品数も桁数も)」と、嘆いてみても仕方なく、”数字の記憶”を忘れかけた我脳みそをフル操業?させているところなのです。 覚えきれない場合は、、、「その時は、一覧表を頼りに、、、」と、一覧表の詳細も頭に入れて置かなくてはなりません。

「ぐずぐず言う前に課題を消化しなさい!」 

 何処からか聞こえてきそうです。 こうなったら、あの手も、この手も、形振りかまわず使うことにします。 “この場”に立たなければ一層衰えたであろう機能です。 だんだん衰える私の記憶力にはいい刺激だと、ポジティブに考えることにしました。 

  さあ、楽しく覚えましょう! 
        苦しい事こそ、愉快に楽しく!

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新入りで〜す。 
【2008/04/02 Wed 22:30】
              
               胡麻ちゃん

 新婚夫婦に家族が、、、と聞くと「おめでた、赤ちゃんたんじょう」と連想します。 しかし、新たに家族に加わったのは、ミニダックス×プードル×シーズーのハーフ?犬。 いったいどんな姿の子犬か?!? 私には全く想像できませんでした。

 以前紹介した老犬“ローズ”は、この2月家族に見送られ天命を全うしたばかりです。 今でも太目の身体を揺らしながら、マイペースに暮したローズを思い出します。
 そんな時、毎日寂しい思いをしていた息子たちに飛び込んできた、子犬の里親ばなし。 彼らは喜びました。 子犬の親離れのタイミングを見計らい、彼らの元に来た子犬は元気そのもの、とても健康に育っているようです。 息子のお嫁さんからの写メール(上記画像)は遊びつかれ眠った姿でした。 ミニダックスのようにもプードルのようにも見える“胡麻”と名づけられたこの子犬、元気に育ってほしいと思っています。

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